育児中のイライラや怒り……キレてしまいそうなときに有効な4つの手段


 

めいっぱい愛情をこめて、笑顔いっぱいで子育てしたい……。子育てをしているお母さんたちはキラキラしていてなんて楽しそうなんだろうと思っていた私。

 

ところが実際に自分が子育てをしてみると、毎日イラッとすることばかり。もちろん子どもは可愛い癒しの存在ではあるけれど、思いどおりにならなかったときの暴れようといったら……。手の付けられない小さい猛獣をかかえているかのよう。

 

まだ家の中で泣き叫んだり、暴れたりするのであれば、なんとかなりますが、これが公共の場となると……。何度肩身の狭い思いをしたことでしょうか。

 

4歳にもなると、口が達者になり、叱ったことに対して、口答えは当たり前。やめなさいと言ってもやめない。「ごはんだよ」と呼んでも無視。自分で何でもやりたがり、できないと大暴れ……。せっかく準備したご飯をひっくり返されたこともあります。

 

疲れていたり、ストレスを抱えていたりすると、どうにも苛立ちが募り、子どもにやさしくできないというお母さんは多いはず。

どうしたらこのイライラやキレてしまいそうな自分を抑えることができるのでしょうか。

日本で初めてお母さん向けの「アンガーマネジメント入門講座」を開催し、多くの受講者からさまざまな相談を受けている篠真希さんの著書「子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本 お母さんのためのアンガーマネジメント入門」からいくつか子育てのイライラを解消するポイントをご紹介します。

 

子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本 お母さんのためのアンガーマネジメント入門

 
アンガーマネジメントとは?
 

アンガーマネジメントとは1970年代にアメリカで生まれた心理トレーニング。現在はビジネスや教育現場でも広がっています。これだけ普及しているということは、「怒り」に翻弄されて困っている方が多いということでしょうか。

本書によると、アンガ―マネジメントが画期的なのは、「怒り」という個人に生まれる感情をコントロールするべきものとして取り出し、客観的に扱おうとする点だそうです。そのため、アンガーマネジメントを取り入れることで、「怒り」を冷静に対処することができるようになるそうです。

 
キレてしまいそうなときに有効な4つの手段とは?
 

怒りが湧いてきたら、子どもに何か言う前にまず自分の気持ちを鎮める必要があります。

 

1.呼吸リラクゼーション
怒ると無意識のうちに呼吸が浅く早くなります。1呼吸15秒かけておなかをふくらませるように息を吸い、ゆっくりと吐き切る。深呼吸により交感神経の高まりを抑えます。

2.コーピングマントラ
自分の気持ちを鎮める言葉をあらかじめ用意しておき、イラっとしたときに自分に言い聞かせる方法です。本書によると「ありがとう」と5回言うのもおすすめとか?!

最近観た映画で「おおかみこどもの雨と雪」で少女、雪が狼に変身してしまう衝動をおさえ、気持ちを鎮めるために「おみやげみっつ、たこみっつ」と心の中で唱えなさいと母親に言われていました。子どものイライラを抑えるにも自分に言い聞かせる方法は使えそうですね!

3.グラウンディング
怒りを感じたときに目の前にある何らかのものに意識を集中させるという方法。ペンでもスマホでも一点に視点を集中させることで、頭の中から雑念を取り払り、怒りから一時的に離れることで、心を落ち着かせることができるそうです。

4.タイムアウト
激しい怒りを感じたらいったんその場を離れるというのも有効です。子どもに黙ってその場を去るのではなく「5分くれる?」など一言声をかけて間をとることが大切だそうです。確かに私も子どもに手を挙げそうになったときは無意識に「トイレに行く」ということをしているかも……。一呼吸おくことで、子どもに対して冷静に対処できるようになりますね。

 

アンガーマネジメントを取り入れることで、

「イラっときてもとめられるようになった」
「怒りを別の形で表現することで、子どもや家族との関係もよくなった」
「育児をより楽しめるようになった」

という効果があるそうです!

本書にはそのほか怒りを上手にコントロールする方法がたくさん掲載されています。ぜひ育児ストレスを溜めないよう、楽しく過ごしましょう!

 

子育てのイライラ・怒りにもう振り回されない本 お母さんのためのアンガーマネジメント入門

 
 

 

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