著者のご紹介
中島 輝(なかしま てる)
5歳で里親の夜逃げという喪失体験をし、小学校4年生のころから分裂症・躁鬱症・パニック障害・統合失調症・強迫性障害・不安神経症・認知症・過呼吸・胃潰瘍・大腸炎・円形脱毛症・斜視に苦しむ。
25歳から10年間実家に引きこもるが、家業が巨額の借金を抱え、自殺未遂を繰り返す。
困難な精神状態の中、独学で心理学やセラピーを学び、自ら実践し、35歳で克服。
日本メンタルヘルス協会で心理学を学ぶ。また独学で100近くの心理学やセラピー、特にアドラー心理学・フランクル心理学・カラー心理学、NLP、コーチング、ヒーリング、ボディーワークを修得し、数多くのオリジナルセラピーを開発。
5年間で臨床体験6,000名、臨床時間数10,000時間を超え、クライアントの95%が回復。
現在予約は6ヵ月先まで埋まり、常時200名がカウンセリングを待っている状態に。
著書に『負の感情を捨てる方法』(朝日新聞出版)がある。
本書は著書二作目。
中島輝 公式サイト
http://teru-nakashima.com/
中島輝ブログ
http://ameblo.jp/teru-nakashima/
国際コミュニティセラピスト協会
http://info-icta.me/
壮絶な過去から奇跡的に復活
中島輝さんの経験された「地獄なような日々」は壮絶の一言。
本書では、そんな地獄の淵から這い上がるまでの人生も、ありのままに書き綴られています。
この本を書こうと決意したのも、シンプルに「他人の役に立つことがしたい」
そう思われたことがきっかけだったそうです。
たびかさなる困難を乗り越え、復活した著者だからこそ伝えられる、〈過去の亡霊〉に打ち勝つメソッドをご紹介。
ここから、本書の内容を少しだけご紹介していきます
大切なものがあるからこそ、トラウマになる
大事なことだから記憶に残ってしまう
財布や鍵、携帯電話などを紛失した経験はありますか?
その後見つかったとしても、またなくすんじゃないかとしばらく不安になり、何度もポケットに手を当てて確認してしまう。
そんな経験をされた方も多いと思います。
「カードを使用されたらどうしよう」「個人情報を悪用されたらどうしよう」といった、不安、恐怖、心配が記憶の中に鮮明に残り、残像となり、そのときの状況や心境に近い状態になると、つい思い出してしまう。
これが「トラウマ」です。
では、なぜ「トラウマ」になるくらいの不安・恐怖・心配が起きるのでしょうか。
それは、そのトラウマの対象が、あなたにとって大事なことだからです。
あなたにとって大事なことしか、記憶に鮮明に残りません。
「トラウマ」はあなたが大切にしているものを知るバロメーターなのです。
いま必要なのは、「楽になれる考え方」
真実だと思っていたことは、「真実」ではない
人は出来事が起こった瞬間に、悲しい、苦しい、辛いなどの感情を抱くわけではありません。
感情が起こる前に必ず思考=解釈が入ります。
つまり、「事実だと思っていること=解釈」と、「事実」には大きな差があるのです。
恐ろしい出来事が起きたときに、マイナス感情を抱くのはいたって普通のことです。
その感情を否定する必要はなく、しっかり受け止めることがトラウマを消す第一歩なのです。
ですが、あなたのそのマイナス感情を作っているのは、「出来事による解釈」であって、出来事自体ではないのです。
言い換えれば、解釈=思考自体を変えることができれば、世の中をバラ色に見ることも可能です。
「解釈」=「思考」の部分をコントロールして、より生きやすくする方法、ぜひ本書から学んでみてください。
フラッシュバックが起こったら……
「心の重り」を取り出すイメージ
昔あった出来事を思い出して、心がザワザワしたり、追いつめられるような気持ちになったら、上のイラストをイメージしながら自分の気持ちと少し向き合ってみてください。
- ステップ1 自分のこころの中から重りを取り出します
- ステップ2 机の上にそれを置いてみましょう
- ステップ3 過去の情景を(苦しいかもしれないけど)思い出します
そして、自分自身にこんな問いかけをしてみてください。
「今の自分と、その出来事は何か因果関係があるのだろうか」
小さいころから母親に「お金をムダ使いしてはいけない」と言われて育った人がいます。
そして、その人は大人になってからも「お金を使うことは悪いことだ」と思ってしまい、「好きなコンサートに行くのにもお金が使えない」と言います。
ですが、
・小さいころに「お金をムダ使いしてはいけない」と言われたこと
・大人になった今お金を使うか使わないか
これらはまったく関係ありません。
今あなたが何をしようと完全に自由なのです。
「今ここにいる自分にどんな影響があるの?」「その過去は、今の自分に悪いことをしているの?」。
原因と結果をしっかりと見ることが大切です。
全員に好かれること=正義?
あなたはふだん「誰に好かれているか、嫌われているか」を気にしてしまうことはありませんか?
嫌われたくない、と思いすぎてしまうと、かえって人間関係がうまくいかなくなってしまうものです。
2・6・2のバランス法則
あなたを好意的に思っている人、あなたを嫌っている人はどれくらいいるのでしょう?
それを示しているのが「2・6・2のバランス法則」です。
2割 あなたをとても大切に思う人・あなたのことが好きな人
6割 あなたを特に特になんとも思わない人
2割 あなたのことが嫌いな人
あなたがどんなに魅力的な人でも、どんなに頑張っても、1000人すべてから好かれようとするのは不可能なことです。
だからこそ、「人に嫌われるのは普通のことだ。落ち込むことではない」と知っておくこと。それが自分自身を大切にするということでもあるのです。
本書には「人間関係の法則」も書かれています。
これをしっかり覚えていただき、少しずつ意識を「他人」目線から「自分」目線にずらしていきましょう。
本書の情報・目次
タイトル | トラウマが99%消える本 |
著者 | 中島輝 |
発行所 | 株式会社すばる舎 |
発刊日 | 2016年1月27日 |
価格 | 1400円+税 |
ISBN | 9784-7991-0460-6 |
目次-index-
第1章 | 絶望の淵から這い上がった私の半生 |
第2章 | 心の奥の叫び声をちゃんと聞いてあげよう |
第3章 | 「解釈」を変えれば過去が変わる |
第4章 | フラッシュバックを一瞬で受け流す方法 |
第5章 | もう何があっても傷つかない自分になる |
※お使いのブラウザでそのまま読めます。
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