『気になるスピリチュアルカウンセラー 全部かかってみました!』著者さくら真理子さんインタビュー

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20代から30代にかけて、さまざまなジャンルのスピリチュアルカウンセリングにはまり、1000万円以上の大金をつぎ込んでしまったさくら真理子さん。その常識外れな体験談を赤裸々に語った著書『気になるスピリチュアルカウンセラー 全部かかってみました!』が出版されました。


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「あなたのお金はすでに宇宙銀行にあります」と断言する占い師や、「UFOを呼ぶ」と豪語するヒーラー、「私の素晴らしい力をダウンロードして差し上げます」と持ちかける整体師……。

スピリチュアルカウンセラーに翻弄された体験を赤裸々に語りつつも、本物カウンセラーを見極める技術、聞きたい未来を引き出す質問術、スピリチュアルカウンセリングの正しい受け方などを伝授しています。

占いは自分と向き合う時間

 
―――本日はどうぞ宜しくお願いします。まず、現在の生活について教えてください。現在もスピリチュアルなものにはまっていらっしゃるのでしょうか?

はい、はまってます。

全体的な運勢を見てもらうために、定期的に通っています。また仕事の取材で運勢が見える方によく会うので、ビビッときたら、お金を出して占ってもらっています。

占いが根本的に好きなんです。制限時間はありますが、受けている間は自分のことだけに焦点を当てて話してくれるので、自分と向き合う時間になるんです。定期的に神社にお参りするように通っているので、私の日常生活の一部です。

―――ほう。現在もいろいろなスピリチュアルカウンセラーを渡り歩いてるのですか?

いえ、今はもう渡り歩いているという感じではなく、ヘアサロン的な感覚で、決まった方のところに通っています。自分の人生をイメチェンしたいなって思ったときや、このままじゃいけないなって思ったときに行きます。

―――本書では、霊視、タロットカード、手相などいろいろな種類のスピリチュアルカウンセリングが出てきますが、どれに一番はまりましたか?

私のおすすめは、霊視です。タロットや手相より、意外な答えが聞けて面白いからです。私の経験上、霊視って本当に「見える」人がやっていることが多いんです。例えば、「座って青空をイメージして下さい」という質問だけで私のことを理解してくれたり。当たったとか、当たらないというのは、あとから分かります。

また霊視は”微妙な心の動き”を見てくれることもあります。私が「好きな人がいるんだけど……」と相談したとき、「家族みたいに話せるから好きなんだよね」って言われたことがありました。そのときハッとして。自分の心に一歩踏み込んだ答えを出してくれるのが、霊視だと思いました。タロットカードは素人にもできるので、正直なところ、偽物カウンセラーも多かったです。

―――今回出版にあたり、周囲の反響はいかがでしたか? 「良い占い師を紹介して!」などと多くの方に言われたのではないでしょうか?

「誰か良い占い師を紹介して!」とは昔から言われます。面と向かってではなく、LINEなどでこっそり相談がくることもあります。悩んでいる人からはよく相談を受けます。

受け身ではなく、積極的に、具体的に聞いてみる

 
―――これからスピリチュアルカウンセリングを受けてみよう、またはスピリチュアルに現在はまっている方へ、特に伝えたかったメッセージや心掛けたことがあれば教えてください。

占いって受け身になりやすいんです。なので、「積極的に聞くこと」や「受ける前の心構え」が大事なんじゃないかと思います。こっちの質問によって相手の答えも変わるので、なるべく具体的に質問してみるといいかと思います。

例えば、相手に聞く内容は、メモ書きにして、正確に詳しく聞くんです。子どもが欲しいときは、「子どもができますか?」と漠然と相談するのではなく、「2年後には2人欲しい」など、具体的な数値を出してみるとか。

そして、占い師のアドバイスを実践することも大事です。もちろん、「これはおかしい!」と思ったらそのとおりに動かなくていいのですが、いいと思ったら人生を変えてやるくらいの意気込みで動くことが大切です。私は、この意気込みを持った時点で人生は8割変わっていると思います。

親がリストラ……子どもの頃からお金に苦労してきた

 
―――言われたことといえば、とあるカウンセラーにお金について相談したところ、「あなたのお金はすでに宇宙銀行にあります」という回答をもらったと書かれていましたが、疑問を持つことはなかったのでしょうか?

もちろん「怪しい」とは思いました(笑)。何言ってんの? みたいな。でもよくよく自分と向き合って考えてみると納得いくことがありました。

―――ほう、それはなんですか?

そのカウンセラーに「あなたお金がきらいでしょ?」「お金が不幸の元凶だと思っているよね? それじゃあお金は入ってこないよ」と言われました。

当時私はお金に困っていましたし、喉から手が出るほどお金が欲しかった。でも、よく考えてみると、子どもの頃から親がリストラにあったり、働き出しても仕事先から給料を踏み倒されたりと、お金に苦労した人生を送ってきたせいで、「お金があるからトラブルがある」「お金は嫌い」と心の中で遠ざけていました。

カウンセラーに言われたとおりに、「嫌い」という思い込みをやめて「宇宙銀行」に対して心を開こうと考え直しました。そうしたら、ちょっとずつお金の回り方が変わってきたんです。勤め先の時給が少し上がるとか、微々たるものですけど、金運が良くなりました。

―――なるほど。「宇宙銀行」とだけ聞くと、突拍子もない回答なのですが、そのメッセージの読解の仕方で自分を変えられたということですね。

はい。カウンセラーからもらった答えを自分の中で考えて、理解したんです。お金に対する考え方が変えれば、自分の人生も豊かにできるということを教えて頂きました。スピリチュアルは「怪しい」「胡散臭い」とか思われがちですが、そうではなく、解釈の仕方で、人生をちょっと楽しくできるよ、ということをお伝えしたいです。

―――真理子さん、いろいろとお話ありがとうございました! 人生を前向きに生きるためのスピリチュアルカウンセリングなのですね。 スピリチュアルをこれから始めてみようかなという方に最適な一冊となっております。ぜひ、本書を手に取ってみてください。

著者プロフィール:さくら 真理子(さくら・まりこ)
福岡県出身。スピリチュアル系専門のライター。
国内、海外の有名スピリチュアルカウンセラーにインタビューし記事を執筆する傍ら、自身もカウンセリングを受けてはまってしまい、占い師、霊能者、スピリチュアルカウンセラーの的外れなアドバイスに振り回され、20~30代を「金なし、友人なし、恋人なし」のどん底で過ごす。それでもカウンセリングの魅力に抗えず、幸せを探し求め次々と霊能者のもとを渡り歩く「スピリチュアル難民」と化す。これまでに散財した金額は1000万円以上。いよいよお金も底を尽き、開き直って、スピリチュアルカウンセラーに翻弄された体験を編集者に話すと、これが好評。趣味と実益を兼ねた隠れ取材によって会得した、偽物カウンセラー・本物カウンセラーを見極める技術、聞きたい未来を引き出す質問術、スピリチュアルカウンセリングの正しい受け方などを初公開する。

【最新刊】

『気になるスピリチュアルカウンセラー 全部かかってみました!』(さくら真理子著)

出版年月日:2018年02月15日刊
ISBN:9784799106860
定価:本体1,400円+税
購入はこちら

【本書の内容】

総額1000万円以上をさまざまなジャンルのスピリチュアルカウンセラーにつぎ込んできた専門ライターが、その常識外れな体験談を赤裸々に語る。収入の相談をすると、「あなたのお金はすでに宇宙銀行にあります」と断言する占い師、「UFOを呼ぶ」と豪語し呼べないと「雲の上まで来ていた」と言い訳するヒーラー、「私の素晴らしい力をダウロードして差し上げます」と持ちかける整体師……。潜入ルポにとどまらず、著者が「真に自分を幸せにしてくれるカウンセラー」に出会えたワケと、その探し方についても詳しく解説する。

【目次】

第1章 スピリチュアル難民・真理子「今日も騙されました!」
第2章 意外に知らないスピリチュアルの常識
第3章 再現!スピチュアルカウンセラーの名回答・珍回答
第4章 本当にあったスピリチュアル体験
第5章 宇宙レベルの答えを聞くための11箇条


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