『倒産しない強い会社をつくる 社長の仕事 』すばる舎社長・徳留慶太郎にインタビュー

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会社を繁栄させるのも、滅ぼすのも社長次第。中小企業の社長に求められるのは「儲かる仕組み」をいかにつくり上げるかです。新刊『倒産しない強い会社をつくる 社長の仕事』(原田繁男 著)では中小企業の社長が自らどういう点をチェックすれば、良い経営ができるかを探ってまいります。
『社長の仕事』なら社長に聞いちゃおう! ということで、すばる舎社長、徳留慶太郎に本書の魅力や社長業についてお聞きしました。

実際の社長業は「大変」?!

「社長が変われば、会社が変わる」という考え方

――― 本日はどうぞ宜しくお願いします。本書の内容は、従業員から見たら「社長って大変!!」と思えることばかりでした。実際に「社長業」とは大変ですか?

社長は常に「決定権者」であり、逃げられないので大変というか苦しいと思うときはあります。最終的に社長が決定する範囲はとても広いです。

どんなことを決定するにせよ、当事者です。与党であって、野党ではいられません。組織をどう動かすか、誰をどこに配置するか、どれだけお金を使うか、常に考えていなければいけません。

ただ、自分の関わり方や決断によって、会社の将来を決めることができるので、やりがいも感じています。本書にあるように、「社長が変われば、会社が変わる」と思えば、むしろ希望があると考えられます。

理想論と思わず、目指すべきゴールとの位置関係を見る

――― 本書には「きれいごとじゃないの?」「理想論じゃないの?」と思われかねないことも書かれているように感じます。企業経営をしている方から見て、そのあたりはどのように思われましたか?

本書には、社長としてチェックすべきことが示されており、それらはすべて会社経営を持続させるために大切なことばかりです。ひとつひとつをすべて実行することは難しいと思われますが、とても的を得ています。

――― 的を得ている、というと?

本書に書かれていることを冷静にチェックすることで、自らの社長業の足りている部分と足りない部分が分かります。ここはできているなあ、ここはもっと深く考えないといけないなあ、と経営課題を見つけることができます。

私もチェックしてみましたが、正直まだまだできていないことが多かったです。

理想論と思われがちですが、「目指すべきゴール」はきちんと示されているので、決して理想論と思わず、自分の現状と目指すべきゴールとの位置関係や差異を確認してみてください。

――― 本書が最初に出版されたのは2000年と18年も前のことです。その後、タイトルを変えて一度、そしてまた今年、ご要望にお応えする形でリニューアルを行っています。時代に合わせて多少のマイナーチェンジをしていますが根幹となる部分は変えていません。経済環境や市場がコロコロと変わっているのですが、なぜか経営者の方々にご愛読いただいています。
実際お読みいただき、古さであったり、ちょっと違うなという点はありませんでしたか?

WEBの発展など小売の変化もあるので、本書を刊行した当時よりスピードという意味では多少時代の違いを感じたりしますが、この本に関しては、業種業態を問わない原理原則が書かれているので長い間社長さんに親しまれているのかなと思います。

本書に限らず、今ビジネス書の中でも名著と言われる古典が見直されているようです。スピード経営が叫ばれている中でも、肝心なのは人です。人と人とが作る会社の本質が大きく変わることはないのかなと思います。そこを深く追求できている本じゃないかなと思います。

”泣き笑いの表情”がある会社を目指す

―――「倒産しない強い会社」を作るために社長はどんなことをしていますか? 倒産しないためには、常に利益を出し続けることが重要だと思うのですが。

もちろん、常に利益を出せるように「儲かる仕組み」を作ることは大切です。私たちがなぜ会社として生きのびれるかというと、作ったものをお客さまが買ってくれるからです。

そのために顧客メリットや顧客ニーズを考えなければいけません。それらを満たすことで、会社が持続成長し、結果的に「倒産しない強い会社」になると思います。

では、お客さまが「買ってよかった」と思える商品を生み出す環境や組織ってどうなんだろうと考えてみますと、日々現場で社員同士が積極的に話し合える工夫が必要だなと思います。うちの会社であれば、本を作る部隊(編集部)と売る部隊(営業やPR)がもっと協力して、売り方について真剣に話してみたりとかね。

社員同士は、言いたいことを我慢するのではなく、言うべきことも言って、ときには激しい話し合いがあってもいいと思っています。社員各々見えている深さや目線が違うので、それぞれの意見を取り入れて、リスクを恐れずに新しいことに挑戦していく姿勢が大事だと思っています。

日々会社の中に社員たちの”泣き笑いの表情”があれば、「倒産しない強い会社」になれるのではないのかと思います。

社員同士が前向きに話し合える環境を整えた上で、戦略が連動して生まれてくると思うんです。社長の仕事は、社員への「環境の提供」と「戦略作り」の両輪をもって取り組んでいかなければいけないのかなと思います。

――― 最後に読者の皆さまへメッセージをどうぞ。

『倒産しない強い会社をつくる 社長の仕事』は長年愛されてきた累計10万部の本です。多くの中小企業の発展を願って、その中でご苦労をされている社長さんに今一度、経営を厳しく見直すためにも、ぜひお手にとってもらいたいと思います。


新刊
倒産しない強い会社をつくる 社長の仕事

原田繁男 著
出版年月日:2018年07月18日刊
ISBN:9784799107324
定価:本体1,500円+税ご購入はこちら

【本書の内容】

日々変わる経営環境に適応することも重要で不可欠。ですが、それ以上に大切な、「社長として本来やるべきこと」とは何でしょうか。
会社を持続的に成長させるために必要である、普遍的な「社長の仕事」を、コンサルタントとして数百の中小企業経営者を見てきた著者が丁寧に解説します。
中小企業経営者必読! 会社を繁栄させるのも衰退させるのも、社長次第です!

【目次】

序 章 社長が変われば社員も変わる
第1章 経営がわからないと勝ち残れない
第2章 事業の本質がわからないとダメになる
第3章 戦略的思考がないと生き残れない
第4章 懐が深くないと社員が離れていく


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