【第１４回】大嶋信頼先生のお悩み相談室〜私なりに答えます！

大人気心理カウンセラーの大嶋信頼先生が、昨年開催されたトークショーでご来場者から頂いたご質問に回答します。週2回更新予定です。どうぞお楽しみに！

Q１悩み：「認知症」の方と接する上で、なにかアドバイスなどありますでしょうか?

【質問】「認知症」の方と接する上で、なにかアドバイスなどありますでしょうか?
「若年性アルツハイマー型認知症」の母がおり、面白いくらいに私たちの言葉をきっかけにスイッチが入り暴れだしたり、かと思えば何を言っても反応しなかったり…。
先生の著書と出会ったきっかけは自分の悩み解決のためだったのですが、色々読ませて頂いてるうちに、母の機能が低下してしまった脳内にもなにか上手く反応する「言葉」があったりするのでは？と思い質問させていただきました。
よろしくお願いします。

大嶋先生からの回答

認知症の人はけっこう発作が起きやすい。発作が起きると「せん妄状態」といっておかしな行動に出ます。「母親のせん妄状態が出る言葉」をこの相談者は的確に掴んでると思います。つまり、何を言っても反応しなくなるのは、「発作が起きたときに反応しなくなる」という発作状態だよね。暴言を吐くのも発作状態。これを止めるのが「リスペクトすること」。相手を褒めるのがいい。そうすると認知症の前頭葉が活性化するから効果があるんです。
そこで気をつけなきゃいけないのは相手を褒めるときの言葉使い。
認知症の方に対して、「すごいねー」と、つい若干上から目線で褒めてしまうことがあります。
凄い「ね」は敬語じゃありませんよ。敬語を使っていないと反応するので、褒めるときは「素晴らしいですね」と敬語を使うように気をつけてください。

Q２悩み：遺伝子コードの読み方を知る方法を教えてください

【質問】先生のご著書を色々と拝見していると、興味深い遺伝子コードがいっぱい出てくるのですが、読み方がわからないものが多くあります。こういった遺伝子コードの読み方を知る方法を教えてください。

大嶋先生からの回答

正しく読めなくても大丈夫です。基本的にアルファベット読みで、読みやすいように読んでください。

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＊お悩みに対する見解はすべて大嶋先生独自の回答ですので、効果を保証するものではありません。
＊こちらで紹介している遺伝子コードの唱える回数はすべて７回です。

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【著者・プロフィール】

大嶋信頼（おおしま・のぶより）

米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研修生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として依存症に関する対応を学ぶ。嗜癖問題臨床研究所原宿相談室室長を経て、株式会社アイエフエフ代表取締役として勤務。現在株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。T.F.T.（Thought Field Therapy）を学び認定トレーナー資格取得。
ブリーフ・セラピーのFAP療法（Free from Anxiety Program）を開発し、トラウマのみならず多くの症例を治療している。著書に、『言葉でホルモンバランス整えて「なりたい自分」になる！』『それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも？』『無意識さんの力で無敵に生きる』『支配されちゃう人たち』『ミラーニューロンがあなたを救う！』（以上、青山ライフ出版）、『サクセス・セラピー』（小学館）、共著『児童虐待〔臨床編〕』（金剛出版刊）、『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』（以上、すばる舎刊）がある。