【第１９回】大嶋信頼先生のお悩み相談室〜私なりに答えます！

大人気心理カウンセラーの大嶋信頼先生が、昨年開催されたトークショーでご来場者から頂いたご質問に回答します。週2回更新予定です。どうぞお楽しみに！

Q１悩み：嫉妬されないために弱みをみせないことと、自分をさらけ出すことの違いを教えてください。

【質問】嫉妬の本の中で、嫉妬をされないために(弱みをみせない)ということがキーワードになってくることは理解したのですが、大嶋先生がたまにブログ等で書いていらっしゃる(自分をさらけ出す尊敬)と少し矛盾を感じてしまったのですが、その違いについて教えて頂けますか？

大嶋先生からの回答

嫉妬されないためには弱みを見せない。だけど、嫉妬をエネルギーに変えるためには弱みを出したほうがいいと思います。
嫉妬されると自分のほうが上の立場になる。そうしたら「自分のほうが上なんだ！」と、思い直せばいい。自分のほうが上と思ったら、嫉妬がエネルギーに変わります。

Q２悩み：大嶋先生のワークで自由になり、堂々と振る舞えるようになりましたが、友だちが離れていき、さみしい気持ちになるときがあります。どうしたらいいですか？

【質問】大嶋先生のワークをやる中で、すごく自由になって、体調も良くなって、堂々と振る舞えるようになりました。しかし、良くなったら、自分の友だちが軒並み離れていって(1人ぼっちになる?)さみしい気持ちになるときがあります。これは嫉妬されている、新しい人間関係を作る過程と思っていいですか？？　

大嶋先生からの回答

人間関係を必要としていないということ。本来の自分になってきているから必要なくなる。さみしさは感じていないです。そのさみしさは自分のものじゃない。
みんな仲良くしていて楽しそうって思うじゃない。あなたが楽しそうって思っている人たちが孤独なんです。「楽しそうだな、みんな」とその集団を見ていると、さみしさが出てくる。誰も見なかったらそのさみしさは出ないんです。
誰かをイメージして楽しそうだなと思うことで、自分は楽しくないって寂しさを感じる。
実際は楽しそうにしている人たちのほうがさみしさを感じているのです。
孤独の部位は「背側縫線核」というところが関係しています。孤独の部位が活発になると、社会性が活発になる。だから逆にみんなで上手くやっている人たち、グループを組んでいる人たちは社会性が高い人たちでしょ?　
そうなると孤独が強い。
孤独だからみんな群れているだけなんだよね。その人たちは孤独ということ。もし、その人たちが必要なくなったというのであれば、自分の孤独が消えてきていること。けれども、その人たちに注目すれば当然相手から伝わってくるから孤独感がある。
その人たちは孤独には見えないかもしれないけど、そうじゃない。逆です。孤独に見えない人たちが孤独なのです。

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＊お悩みに対する見解はすべて大嶋先生独自の回答ですので、効果を保証するものではありません。
＊こちらで紹介している遺伝子コードの唱える回数はすべて７回です。

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2018年10月28日池袋にて行われたセミナー、待望のDVD化。

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出演：大嶋信頼
発売日：2019年02月28日
本編約95分
ISBN：9784799108079
定価：本体3,800円＋税

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【著者・プロフィール】

大嶋信頼（おおしま・のぶより）

米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務する傍ら東京都精神医学総合研究所の研修生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として依存症に関する対応を学ぶ。嗜癖問題臨床研究所原宿相談室室長を経て、株式会社アイエフエフ代表取締役として勤務。現在株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。T.F.T.（Thought Field Therapy）を学び認定トレーナー資格取得。
ブリーフ・セラピーのFAP療法（Free from Anxiety Program）を開発し、トラウマのみならず多くの症例を治療している。著書に、『言葉でホルモンバランス整えて「なりたい自分」になる！』『それ、あなたのトラウマちゃんのせいかも？』『無意識さんの力で無敵に生きる』『支配されちゃう人たち』『ミラーニューロンがあなたを救う！』（以上、青山ライフ出版）、『サクセス・セラピー』（小学館）、共著『児童虐待〔臨床編〕』（金剛出版刊）、『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』『「すぐ不安になってしまう」が一瞬で消える方法』（以上、すばる舎刊）がある。