子どもにはどんな本を選べばよい?
字が読めるようになってくると、本を選ぶ幅も広がります。ただ、たくさんの中からどんな本を選べばよいのか、わからず、書店の子どもの本コーナーでいつも立ち尽くしてしまう私。
さて、今回のテーマは
子どもにはどんな本を選べばよい?
です。
今回は35年間で1万2000人が学んだ注目の作文教室「言葉の森」を経営している中根克明氏の著書『小学校最初の3年間で本当にさせたい「勉強」』という本をご紹介します。
こちらの本はタイトルどおり、ズバリ「小学校最初の3年間」を、どう有意義に過ごさせてあげるか。お母さんが本当に知りたい情報がぎゅっとつまった教育指南書です。
この本のおすすめポイントは、この時期に子どもに与えたいオススメ本52冊の充実ぶりです。
私も毎日寝る前に子どもに読み聞かせをしていますが、いつも同じような本だったり、昔自分が読んだことあるノンタンなど有名な絵本。
有名な絵本がよくない、というわけではないのですが、ときに子どもの反応が悪かったり、あまり興味をもたないこともあります。
本書に掲載されている本は、親目線の本ではなく、子どもの”くいつき”が良い本や、実は小学校の図書館で大人気、という優れた隠れ良書ばかり。私はほとんど読んだことはありませんでした。
子どもが小学生に上がると、親は少しは楽にできるかと思いきや、小学校低学年の間は下校時間も早く、子どもは自宅で過ごすことが多くなるそうです。
とあるお母さんは「小学校1年生の間は幼稚園生より早く帰ってくる!!」と嘆いていました。幼稚園生より早く下校ということは13時ごろでしょうか。
その時間がたっぷりある小1・小2・小3は特に親御さんは何をして良いのかわからないそうです。とりあえず英語やピアノなどの習い事などで、時間の埋める方も多く、実際それが子どものためになっているかどうか、わからない状態……。
本書では小1・小2・小3はとても貴重で大切な時期とし、高学年から一気に伸びる学力をつける方法について詳しくかつ具体的に書かれています。
次回は本書を担当した「編集者インタビュー」を掲載し、本書の魅力を熱くたっぷり語って頂きたいと思います。