4歳すぎても駄々をこねるなら、親が手を出しすぎているサイン?!
子どもがわ~っと泣き叫びながら駄々をこねることってよくありますよね。
欲しいものを買ってもらえないときや、思いどおりに物事が進まないとき。私の4歳娘の場合は、自分でコップになみなみと飲み物を注ぎたがり、失敗すると荒れ狂ったように泣き叫ぶことがあります。
泣きながら物事を訴える子どもの姿は、小さなオオカミのよう……。私の4歳娘は、駄々をこねたとき、私のものを片っ端からゴミ箱に投げ捨てる、という暴挙にまで至るときもあります。
そんな時はほとほと困ってしまい、本人が落ち着いて話ができるようになるまで待つか、こちらが折れてしまうかどちらか。
こうして駄々をこねたときなど、どのように対処していったらよいのでしょうか。今回は福島美智子氏の著書『勉強が好きになり、IQも学力も生き抜く力もグングン伸びる 最強の子育て』をご紹介します。
勉強が好きになり、IQも学力も生き抜く力もグングン伸びる 最強の子育て
著者は20数年間、脳科学にもとづく幼児・小学生教育に携わってきた福島美智子さん。その中で痛感しているのは「子どもの一生は、ほぼ12歳までの習慣で決まる!」ということだそうです。
勉強する習慣や考える習慣、何かに取り組む習慣は12歳までにつくられ、それらの習慣は一生を左右するそうです。親はそのために子どもにどんなことをしてあげればよいのでしょうか。
本書によると、年齢ごとに習慣を変えることで脳が育つとのこと。下記のようにそれぞれの時期にもっともいい習慣を子どもに身につけるようにすることをお勧めしています。
・0歳~6歳では、五感を豊かに育む。
・6歳~8歳(ホップ期)では、身体を使って体感する。
・9歳~10歳(ステップ期)では、あれこれと試行錯誤する。
・11歳~12歳(ジャンプ期)では、培ってきたものを分類、整理する。
福島さんは6歳から8歳をホップ期、9歳から10歳をステップ期、11歳から12歳をジャンプ期と分けています。これらの流れで子どもに関わっていくと驚くようなスピードでは子どもは伸びるそうです!
4歳過ぎても駄々をこねるなら、親が手を出しすぎているかも?
冒頭でもお話ししたように、私は4歳娘の「駄々こね」に困っています。本書によると、4歳すぎても大騒ぎして駄々をこねるなら親が手を出し過ぎているというサインだそうで……。
子どもが「できない!」「○○がしたい!!」とつい親が助けてしまうことを続けていると、やりたくないことはやらない子になってしまうそうです。
子どもは苦手なことをひとりでやるのは嫌でも、親と一緒ならやるようになるので、
「一緒にやろうね」
「こうしてみてごらん」
など、うながすようにしてみるが良いそうです!
確かに駄々をこねると「ダメ!」「いい加減にしなさい!」など子どもを制することばかりしていたので、これでは逆効果だったのかも。もう少し子どもの目線に立って、「できないことを一緒に取り組む」ということを心掛けるようにしてみたいと思います!
本書ではそのほか「家庭内憲法」をつくることなど、教育方針のぶれが生じないように親ができるユニークな工夫がたくさん書かれています。中学受験・第一志望合格率90%以上の天才児教育の超プロが教える「最強の子育て」方法をぜひ参考にしてみてください!