身体を使って英語を覚える。お風呂でじっくり英語タイム!
以前、娘に英語を習わせようと、某通信教育会社の英語教材を受講していました。
DVDやアルファベットのワークなどが毎月送られてくるもので、「これで娘も英語に興味が持ってもらえる!」と思っていたのですが、結果は全く。
教材の中に含まれている「おもちゃ」でしか遊ばなくなってしまい、DVDなどはほとんど見ることがなくなってしまいました。
ワークで勉強させるものの、次第に「つまんなーい」「英語きらーい」と言うように。結局、半年くらいで受講を辞めてしまいました。
英語を話す機会が少ない日本で、英語教育はなかなか難しいなあと感じます。将来子どもが英語を口にできるようにするにはどうしたらよいでしょうか。
お子さんが英語に触れる環境や語りかけをする機会を上手につくっていく方法を紹介している「CD付 1日5分からの英語で子育て」(羽織愛 著、山移玲 著)をご紹介します。
「CD付 1日5分からの英語で子育て」(羽織愛 著、山移玲 著)
本書では、わざわざ教材を買わなくても、身の回りにあるモノやおもちゃを活用して英語に親しむことをオススメしています。
例えばお子さんが乗り物が好きなら英語の「乗り物図解」を使ったり、人形遊びが好きなら、体のパーツを一緒に英語で学んだりすることができます。
お金を払って、高い通信教育をさせていた私は一体……!?
お子さんの好みに合わせて、周りにあるものを使って英語に親しむことで、「なんでも教材になる!」という気持ちが生まれ、ママも楽しく英語に臨めます。本書には親子で簡単に取り組める「フレーズ」がたくさん掲載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
お風呂は子どもとの距離が近い貴重な時間帯。本書から、この親子入浴の際にできる遊び「Simon Says!」ゲームというのをご紹介します。
これは「鬼」の指示に従うというシンプルなゲーム。どちらか鬼を決めて、鬼が「Simon Says!」と文頭に付けて話した時は、必ずその指示に従わないといけないルールです。もし、鬼が言わずに指示を出したら、相手はそれを無視します。
母:Let’s play Simon Says!(サイモン・セズをやろう!)
子:Yeahh!!(やった!)
母:Simon says,wash your hair!(サイモン・セズ、髪を洗って!)
Simon says,wash your neck!(サイモン・セズ、首を洗って!)
Wash your nostrils!(鼻の穴を洗って!)
子:Didn’t do it! You did not say “Saimon Says”(やってないよ!サイモン・セズって言ってないもん!)
母:Wow! Good catch!(すごい!よく気づいたね!)
(本書p124より)
おお、このゲームなら楽しく英語に取り組むことができますし、子どもも親も体を洗うこともできるので、一石二鳥ですね。
本書によると、お家での英語教育は「親子関係を良くする」ためのツールとのこと。子どもをたくさん褒めながら、「できるようになったこと」を見つけて、温かく見守っていきましょう。愛情たっぷりの子育てをすることで、コミュニケーション能力も養うことができます。
ぜひ本書でじっくり、楽しく英語育児を始めてみてください。