言うこと聞かない! 男の子のしつけに悩んだら


「男の子はねえ……ほんっと大変」

男の子のママからよく聞く声。

男の子は女の子よりも活発で力も強く、言うこともなかなか聞かない。急に道路に飛び出したり、わざわざ水たまりに入って服を汚したり。

「こら!」「ダメでしょ」「やめなさい!」

と、頻繁に怒鳴っている男の子のママも多いはず。「大変さ」がばかりが目立つ男の子。元気なのはいいことだけど、叱ってばかりだとママも疲弊してしまいますよね……。

先日TBSテレビの「マツコの知らない世界」にご出演された元保育士の原坂一郎先生の著書『男の子のしつけに悩んだら読む本』から、男の子育児のコツをご紹介します。


「男の子のしつけに悩んだら読む本」
著者:原坂一郎
出版年月日:2010年11月25日刊
ISBN:9784883999682
定価:本体1,300円+税

父親があまり叱らないのは「気にならない」から

 

子どもが危なっかしい行動をして、母親だけがハラハラして、父親は全く動じないということありますよね。

家族で公園に行ったりするとよく分かります。

子どもが高い遊具にのぼったり、危ない降り方をすると、私は目が離せず気が気でないのに、夫は目もくれていなかったり。むしろ、もっと高くて危険そうな遊具に連れて行ったりします。

いつも私は夫のそんな行動にひやひや、イライラ。

本書によると、男性は子どもが何をしていても女性ほど大変だとは思わないそうです。さらに男の子であれば、同性なのでさらにその振る舞いを違和感なく受け入れてしまうそう!

走り回る、いろいろなものを叩く、狭いところにわざと入っていくなど、女性ならイライラする男の子の行動を男性同士ならばほとんど気にしないそうです。

一番大切なのは「受容」してあげること。

 

本書では、男の子の行動を「受容」してあげることが大切だと言っています。

「受容」とはありのままに認めること。

え~、そんなの無理~!!と思いますが、

「男の子ってこういうもの」と受容してしまえば、男の子の「不思議な行動」もおおらかに受け止めてあげられそうです。

そして叱る回数も減るかも!

男女に関係なく、子どもと向き合う人間に一番大切なのは、まさにこの「受容」だと原坂先生はおっしゃいます。

しないときに叱るより、したときに褒める

 

子どもは褒められたことはもう一度する気になる。

例えば玄関で靴を脱ぎ散らかしたとき。

「こら! 玄関で靴を散らかさない!」と叱ります。

親は普段、子どもが親を困らすことをした時に叱っています。そしてきちんとできた時は何も言わないことが多い。

本書では、たまたまであってもきちんとできた時に褒めることをオススメしています。

そうすると、子どもはその行為がきちんと認められたものとして受け取り、褒められたことをもう一度する気になるそうです。

しないときは「軽く教え込む」くらいにしておき、して当たり前のことでも褒める。

普段からしないときに叱るのではなく、少しでもできたときに褒める習慣をつけておくと良いそうです!

「男の子のしつけに悩んだら読む本」。ぜひ育児のちょっとした合間に読んでみてください。

きっと心がすーっと軽くなりますよ!

 

 

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