子どもの「生まれつき性格」に合った接し方で、育児を楽にする方法


子どもの「生まれつきの性格とは?」と質問されたとき、どう答えますか?

他の子よりも頑固なのか? 生まれつきひょうきんな性格なのか? おとなしく人見知りが激しいのか? 家では暴れん坊なのに、外では猫をかぶる性格なのか。

「性格」をひとくくりで考えても、いろいろな場面や角度、人の価値観によって「その子の性格」というのは判断が変わるので、なかなか一概には言いにくい。

「うちの子、ほんと暴れん坊で困ってる」

と言っているお母さんの子どもでも、実際接してみると「いやいや、まだまだおとなしい」と思うこともあります。

ある日、自分の子の「生まれつきの性格」を考えさせられる出来事がありました。

突然「幼稚園に行きたくない」と言い出したのです。

最初はただの「いつもの駄々こね」と思い、泣き叫ぶ娘の手足をつかみ、無理やり制服を着せて、連れて行く日々が続きました。

そして理由を何度も問いただすうちに、

「先生に怒られるのがイヤ」

と言い出しました。

娘の担任はベテランで、厳しくも良い先生。

厳しく叱ってくれた方が親としてはいいと思っていたのですが、それが理由だったとは。

私は先生へ「厳しく叱ると余計に反発する」娘の生まれつき性格のことなどを含め、やんわりと娘への接し方を変えるように、お願いのお手紙を書きました。

ま、手紙は割と勇気がいるんですが。

それから、先生も娘への対応を変えてくださり、楽しく通えるようになりました。

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「厳しく言った方が響く子」もいれば「優しく言った方が響く子」もいます。また「失敗がバネになる子」もいれば「失敗が自信喪失ににつながる子」もいます。

子どもの「生まれつき性格」をもっと理解して、それに合った接し方を紹介している本がこちら。


『子どもの「生まれつき性格」を大切にする子育て』
著者:竹内成彦
出版年月日:2014年05月12日刊
ISBN:9784799103319
定価:本体1,300円+税

子どもには「大人タイプ」と「子どもタイプ」がある

 

本書では、子育てに活かしやすい「生まれつき性格」を取り上げています。

まず大きく二つに分かれるのが、「大人タイプ」と「子どもタイプ」。

それぞれ、チェック項目があり、自分の子どもがどちらに当てはまるか分かります。

「大人タイプ」は「自分の思うようにやりたい」という気持ちが優位に立つタイプ。

「子どもタイプ」は「人から褒められたい、認められたい、受け入れられたい」という気持ちが優位に立つタイプです。

うちの娘はチェック項目を見たところ、完全に「大人タイプ」でした(笑)。

本書の面白いところは、親に対しても「大人タイプ」と「子どもタイプ」のチェック項目があり、それぞれのタイプの組み合わせで、効果的な接し方を教えてくれるところです。

1、親子ともに「大人タイプ」
2、親子ともに「子どもタイプ」
3、親が「大人タイプ」、子が「子どもタイプ」
4、親が「子どもタイプ」、子が「大人タイプ」

と、こんな感じで、4通りのタイプに分けられます。

それぞれどのような接し方が良いか書かれているのですが、これが自分に恐ろしいくらい当てはまっていて、

「え!?なんでわかるの?」「そうそう!!!」と共感しっぱなしでした……!!

子どもの「生まれつき性格」を知った上で、上手に接し方を変えていけば、もっと子育てが楽になりますね!

 

 

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