子どもの汚い言葉遣いを治す方法。ハッピートークトレーニングとは?
子どもが乱暴な言葉を使うので困っているというママは多いはず。
「どうしてそういう言い方するの?」
「だめでしょ!」
と叱っても、全く響かなかったり。注意すればするほど、わざとひどくなったりします。
私の娘も「うるせー」「めんどくさい」「むかつく」「うざい」「ほんとブス」「バカ」など……。
上げればキリがないほど、ヒドイ言葉をよく使います。
えっと……キミはどこでそんな言葉を覚えたんだい?
子どもは親の言葉遣いを真似すると言いますが……。
娘に対してそんなに悪い言葉を使っているつもりはないものの、娘の言葉遣いにはがっかりさせられます。
どうしたらもっと思いやりのある、優しい言葉をつかえる子どもになってくれるのでしょうか。
使う言葉や話し方を通して人生を豊かに生きる方法「ハッピートーク」を提唱している話し方講師の池崎晴美氏の著書「親子ではじめるハッピートークトレーニング(R) 」から子どもの言葉遣いを治すヒントをご紹介します。
本書では、言葉の大切さを「言葉の引き出し理論」として説明しています。
脳の中にひとつのボックスがあることをイメージ。ここには今まで自分が見たり聞いたり使ったことのある言葉が全部入っているとか。
ほう。
話をするときは、ここから一つずつ言葉を選んでいるそうです。
この言葉ボックスは4つの引き出しに分かれており、引き出しの一番上には自分がふだんよく使う言葉、そして一番下にはめったに使わない言葉が入っているそうです。
お子さんが「楽しい」「うれしい」「ありがとう」などプラスの言葉をよく口にしていると、引き出しの一番上に前向きな言葉がストックされていきます。
逆に「つまらない」「イヤ」などが一番上にストックされると、無意識にマイナスの言葉を口にするようになります。
そう、引き出しの一番上の言葉が口癖になってしまうそうです。
家庭ではどうでしょうか? ママが「疲れた」「忙しい」などよく言っていませんか?
普段からいい言葉を使って、言葉の引き出しの一番上にいい言葉をストックしていきましょう、というのがハッピートークの基本的な考え方だそうです。
子どもの言葉遣いを治したい! と思ったら、まず自身の「言葉の引き出しの一番上」をチェックしてみましょう。
【チェック方法】
1.紙とペンを用意
2.ここ2,3日の間に「お子さんにかけた言葉」を思い出して紙に10個書いてみてください。
※言葉は単語でも、文章でもOKです。
さて、その10個を眺めてプラスとマイナスの言葉、どちらが多いでしょうか。マイナスの言葉が半分以上の場合は要注意です。
「言葉の引き出しの一番上」にプラスの言葉をストックするための親子でできるトレーニングをご紹介します。
やり方は簡単。
「毎朝・晩、5回ずつ、好きな言葉(ハッピーワード)を唱える。」
のだそう。
お、これならできそう!!
ハッピーワードは自分の心にポジティブに響く言葉ならなんでもOKだそうです。
例えば、「元気で楽しく!」「私ってかわいい!」「俺ってイケてる」など。
うーーん、私の場合は、「よく寝て、よく食べる!!」でしょうか。
言葉は毎日使うもの。だからこそいい言葉を使うことを親子で習慣化させたいものですね。
ハッピートークは、親の関わり方がキーポイント。
本書にはハッピートークを習慣化させる方法がたくさん書かれています。
ぜひ親子で取り組んで、幼児のうちに言葉を意識して、一生モノの明るくたくましい心を育ててあげてください。
親子ではじめるハッピートークトレーニング(R)
池崎晴美著
出版年月日:2016/01/27
ISBN:9784799104613
定価:本体1,300円+税
購入はこちら