塾、どうする~? 中学受験で迷ったら読みたい本
先日、甥っ子が中学受験をしました。
地元で有名な公立の中高一貫校を受けたそうですが、結果はだめだったそうで……。
中学受験をさせようと思うと、学校選びや塾の費用など気になることばかり。小学4年生から3年間塾に通った場合、その費用はなんと100万円近くになるとか!
中学受験のゴールは志望校合格。合格のために、お子さんが一番頑張れる方法で、無理なく中学受験を終えられるようにしたいですよね。
今回は、中学受験情報局『かしこい塾の使い方』主任相談員の辻義夫さんとカリスマ家庭教師の西村則康さんが書かれた「いちばん得する中学受験」から気になる塾選びの極意についてご紹介します。
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塾にはいろいろあるが、「集団塾」が基本
中学受験は塾選びが最初の「山」といわれています。塾選びといっても個別指導塾や集団塾などさまざまなタイプがあり、費用面も気になります。
私の甥っ子は、色々な塾の体験授業を受けて、どこがいいかわからなくなってしまい、「も~本当に塾って必要なの!?」っ投げ出してしまいたくなってしまったそうです。結局地元で定評のある塾へ行ったそうですが……。そもそも塾へ行くことが必要なのかどうかさえ、私には分かりません。
本書によると、塾は受験に関する最新情報を持っているため、中学受験には「必須」だそうです。
そして、先生一人に対し、生徒が数人から数十人いる「集団塾」から選ぶのが良いそうです。理由は、生徒数が多いことで競争心を刺激でき、勉強に集中する習慣もつきやすくなるためです。
個別指導は特定科目のみ
では、駅前などでよく見かける「個別指導塾」はどうなのでしょうか。個別指導塾は全教科を個別で習おうとすると、とんでもなく費用がかさみます。また集団塾よりも人の目を気にしなくなるため、緊張感が保てなくなる子もいるそうです。
個別指導塾は、苦手科目の克服や大手塾で成績が上がらないときに補助的に活用することを、本書ではおすすめしています!
中学受験の勉強方法や学校選びはもちろんのこと、SAPIXや日能研、四谷大塚など大手4塾の細かな特徴の比較まで「ここまで言っていいの?!」と思う濃ゆ~い内容がたくさんつまっています。「中学受験、何をしたらいいのかわからない」「これから中学受験を考えてみようかな」という親御さんに必読の一冊です!
【本書の内容】
中学受験をさせる気は全くなかった家庭でも、子どもが小学生となり、学年が上がるにつれて、だんだん気になってくる。「本人次第」「あんなに勉強させるのはかわいそう」と思う一方で、公立中学には期待できないし、良い学校に入れたい気持ちも強い。
難関校など目指さないから、そこそこの勉強で入れて、でも面倒見が良く進学率も高い、学費も高すぎない。そんな中学があったら…。実はある!?また、費用の面がなかなかクリアできない。学費だけでなく、受験までの通塾費用が膨大。なんとか最小限に抑えることはできないのか…。
あらゆる中学校と進学塾を知り尽くす、「塾のための塾」のSS-1副代表。塾ソムリエとして活躍するカリスマ家庭教師。16万人の母親が参考にする中学受験サイト「かしこい塾の使い方」。その膨大なデータから、子どもを消耗させず、親もカリカリしない、スムーズに中受のフィニッシュを迎える方法を徹底伝授!他とは一線を画す、徹底的に親目線の中受本。
【目次】
第1章 「やっぱり中学受験は良い選択!」と言える理由
第2章 まずは知っておきたい中学受験の真実
第3章 いちばん得する塾選び
第4章 いちばん得する勉強法
第5章 いちばん得する学校選び
第6章 小3までに家庭でしたいこと