イヤイヤ期、どうしたらいい? 赤ちゃんの自己主張に振り回されないコツ
「イヤイヤ期、どうしたらいい?」
「悪いことしたとき、どう叱る?」
など、新米ママにとって育児はわからないことばかり……。
ということで、今回の本はこれ。
『0~3歳の成長と発達にフィット 赤ちゃんの未来をよりよくする育て方』(菅原道仁著)
お母さんやお父さんが、赤ちゃんに何をどんなタイミングでやってあげるべきなのか、具体的に紹介するというこの本。
「早寝早起きはどうしたらいいの?」「運動神経を育てるには?」「おでかけはどうしたらいいの?」など、日常的に親がぶち当たる疑問にお答えする体になっています。
そうそう、これが知りたかったのよ~! と新米ママの救世主になること間違いありません。
では、さっそく。
イヤイヤ期、どうしたらいい?
2歳くらいから始まる恐ろしいイヤイヤ期。何を言っても「イヤ!!」と答えるので、ほとほと困ってしまいます。
本書によると、人間は人に「○○しなさい」と言われると反射的にイヤがる性質があるそうです。ええ、確かに。
さらに幼児は、本能を抑え込む機能を持つ「前頭葉」がまだ未発達なため、イヤイヤを抑えることができないとか。「前頭葉」が発達してくれば、自然とイヤイヤはおさまるそうですが……。
では、イヤイヤ期真っ最中はどのように対応したらいいのでしょうか。
1.見守る。
2.諦める。
3.発狂する。
どうでしょう。「諦める」はいい対応かも……。
いえいえ、有効な対処方法は、「事前の約束」をすることだそう!
例えば、パソコンで動画を見せる場合、時計を持ってきて「長い針がここまできたら終わりね」とか。これは時計の見方も勉強できて一石二鳥かもしれないですね!
こうした「事前の約束」は前頭葉を鍛える訓練にもなるので、自制心や協調性を養うことができるそうです。ほー。
脳を成長させるコツとは?
赤ちゃんは「できた」「わかった」という快感によって脳からドーパミンがたくさん放出されるそう。
「いないいないばあ」をしてお母さんの顔を見つけたときや、つみきを上手にのせられたときなど、赤ちゃんは「はっ」と驚いたような顔をします。
この「はっ」という顔をしたとき、脳内ではたくさんのドーパミンが放出されています。
「はっ」とした顔を見せる瞬間が多ければ多いほど、赤ちゃんはたくさんのことを学んでいきます。楽しい刺激を受け、その快感によって脳が発達するのは、なんと大人にも同様に起こることだそう!
本書ではそのほか、親子のスキンシップの方法や早期教育を行うときに配慮すべきことなど、赤ちゃんの成長に大切なことが幅広く、とっても分かりやすく書かれています! 新米ママさん、必読の一冊です。
菅原道仁 著
出版年月日:2018年04月24日刊
ISBN:9784799107027
定価:本体1,300円+税
内容
生まれてきたわが子に、人生の良いスタートを切らせてあげたい!それは、すべての親の共通の願いです。本書では、0~3歳の赤ちゃんの可能性をなるべくたくさん引き出してあげるための、具体的なポイントをお伝えします。「物怖じしにくい子になるには?」「体力や運動能力をつけるには?」「どんな遊びが脳にいいの?」「しつけのタイミングは?」……。お母さん、お父さんの「日々の接し方」で赤ちゃんの土台はつくられていくのです!
目次
第1章 赤ちゃんの成長にいちばん大切なこと——たっぷりの愛情と日々の刺激が基礎になる
第2章 3歳までの身体を強くする習慣づけとは?——「眠る」「動く」「食べる」の具体的なやり方
第3章 はっ!とした瞬間に頭が良くなる——「興味があること」「嬉しいこと」がどんどん定着していく
第4章 赤ちゃんの自己主張に振り回されないコツ——怖がり、聞きたがり、イヤイヤ…どう受け止める?
第5章 前向きで、人に好かれる子になってほしい!——赤ちゃんのときから経験量を増やしていこう