ちょっと苦手なママ友との接し方
苦手な人をかわす方法として、「できるだけ距離を置く」というアドバイスはよく聞くけれど、同僚やサークル仲間、ママ友など関係性の切れない相手に対しては、具体的にはどうすればいいのでしょうか。今回は永松茂久さんの著書『人は話し方が9割』から、関係性が切れない「ちょっと苦手なママ友との接し方」について解説します。
関係性が切れない相手との接し方
子どもの学校関係などで知り合ったママ友。気遣い上手の素敵な人もいますが、中にはちょっと苦手だなと思う人もいるはず。
私が苦手だなと感じたママ友は「高圧的な人」。「この先生はダメ」「子どもにこんなことさせたらダメ」などダメ出しが多く、自分の意見のみが正しいと勘違いしているタイプ。
こういうタイプは、子ども同士の争いごとや家庭の教育方針にも口出ししてくるので、あまり関わりたくありません。
ママ友に限らず、いつも気の合う人に恵まれた環境に自分が身を置けるわけではなく、どんなに嫌いでも、そこに居なければならないケースは少なからずあります。
本書では、嫌いな人にあだ名をつけて笑い話に変える方法や、高圧的な人に反応しない練習などさまざまな対処法をご紹介しています。自分に合ったやり方をぜひ模索してみてください。
高圧的な人には「反応しない練習」を
必要以上に高圧的に支配しようとする人に対しては、その人の言葉をまともに受けないことが大切です。
そこで必要なのが、「どう話すか」よりも、「いかに話さないか」。つまり「反応しないこと」が、最大の防御になります。
特に高圧的なタイプの人は、支配したい相手の反応を見たくて、過剰に高圧的に接してくるところがあります。
そういう人に対して、何か言い返そうとするとまさに相手の思うツボ。さらに逆上して攻めかかってきます。
本書によると、「反応しないコツ」として心の中で、
「はあ、あなたはそう思うんですね」
「へー、そんな考え方もあるんですね」
と唱えるといいそう。
つまり、「私はそうは思わない」と相手と自分の間にガッチリを強固なラインを引いてしまうことが大切です。
悪口を言う人を変えようとしない
悪口で盛り上がる人たちが現れた場合、どう時間を過ごすのがベストでしょうか。
本書によると「具合が悪い」と言って、中座してしまうのがいいそうです。
注意して欲しいのは、絶対にその人たちをその場で変えようとしないこと。
「せっかくだから楽しい話しよう」や「いい言葉がいい人生を作るんだよ」などと言わないことです。
また私はやってしまいがちなのですが、「そうなんだ、ひどいね」という同調。
これも巻き込まれる可能性があるので、やめたほうがいいそうです。
苦手な人と関わることは苦痛でもありますが、上手に交わして、自分が気持ちよく過ごせるようになれれば、どんな環境でも対応できそうですね! ぜひ参考にしてみてください。
内容
35万部突破!! 2020年上半期一番売れた会話の本!! 「もう会話で悩まない!疲れない!オロオロしない!」――もっと話し方がうまければ、人生うまくいくのに……。「話すこと」にまつわる悩みを挙げるとキリがありません。本書でお伝えするのは、コミュニケーションの基本である会話がうまくいくようになる、ちょっとした、でも多くの人が気づいていないエッセンス。過去に会話で失敗したトラウマもあっさり消え去ってしまうほど、人と話すことがラクになり、人間関係も、人生も、全部がよりよい方向に動き出します!
目次
第1章 人生は「話し方」で9割決まる
第2章 「また会いたい」と思われる人の話し方
第3章 人に嫌われない話し方
第4章 人を動かす人の話し方