小学生の宿題チェック。算数、しっかり教えられますか。
「小学校の宿題チェックが大変で……」
小学生のお子さまをもつママからよく聞く声です。
最近では小学生の宿題チェックは親が行う学校がほとんど。親御さんにとって、子どもがどのようなことを勉強しているか、わかるという点ではとても良いことなのかもしれませんが、漢字や計算問題、音読チェックなど毎日の負担は大きいようです。
まだ、ひらがなや漢字など簡単にチェックできるものについては、さほど困らないと思いますが、私が心配なのは算数!算数、昔から苦手です……。自分が苦手なものを子どもに教えるほど、酷なことはありません。子どもにも苦手意識がうつってしまうのでは……!?
そこで、私と同じ「算数苦手ママ」に朗報!!プロ家庭教師の経験から、子どもがつまずくポイントを知り尽くしている安浪京子先生の新刊「つまずきやすいところが絶対つまずかない!小学校6年間の計算の教え方」という本をご紹介します。
つまずきやすいところが絶対つまずかない!小学校6年間の計算の教え方
家庭で教える場合、「どうやって教えたらよいかわからない」という声が多いそう。これはその問題が親にとって「当たり前」なことであり、子どもがなぜ、どこにつまずくか、理解できないのかが分からないからです。
例えば、8+6というような「くり上がりのある足し算。」
大人であれば、すぐに「14」という答えが分かるのですが、確かに子どもに教えようとするとどうしたらよいか分かりません……。小学校1年生からこのような「くり上がりのある足し算」を習います。本書によると、この足し算のつまずきポイントは下記2点。
つまずきポイント1:合わせて10の組み合わせが見つからない
つまずきポイント2:数を分解できない
教え方のポイントとしては、まず「合わせる」と「分解」を交互に練習させます。
「合わせる問題」
→8にいくつを合わせると10になる?
答え:2つ!
「分解の問題」
→10は2といくつに分けられる?
答え:8つ!
などというように、おはじきなどを使用して、数字の組み合わせを変えずに交互に教えます。そして、「数の分解」についてはアメなどの身近なものを実際に手で分けて練習すると良いそうです。
「合わせて10」になるように「数字を分解」できれば、くり上がりの計算ができるようになるそうです!
本書では「整数のかけ算・割り算」「分数の足し算・引き算」「四則混合計算」「小数のかけ算・割り算」など小学校1年生から6年生まで学年別にどう教えたら計算を習得できるか、子どものつまずきポイントを上げながら、具体的な方法が掲載されています。
これで「算数苦手ママ」でも大丈夫!子どもに上手に算数が教えられるようになります。小学生のお子さまをもつ親御さんにぜひ読んで頂きたい一冊です。
つまずきやすいところが絶対つまずかない!小学校6年間の計算の教え方