子どもの「しつけ」みんなどうしてる?
子どもが公共の場で騒いでいたらきちんと叱ったり、危ないことをしようとすれば注意をする、というのが親の役目。
なんて偉そうに言いつつも、私も子どもに注意をしても無視されるか、口ごたえをされるかどちらか……。
いつもうまくいかずに悩んでいます。
子どもの「しつけ」はとても難しいです。
2万組の親子を見てきた臨床心理士、高見知日子さんの著書『ママも子どももハッピーになる! がんばらない子育て』という本から、「子どものしつけの秘策」をご紹介します。
「ママも子どももハッピーになる! がんばらない子育て」
著者:高見知日子
出版年月日:2017年01月27日刊
ISBN:9784799104903
定価:本体1,300円+税
本書によると、しつけはおおまかに2歳くらいから。
子どもはすぐにいう事を聞いてくれないので、「座って食べようね」「お片づけしようね」とか繰り返し言い聞かせるが必要だそうです。
親の言葉がわかってきたなと感じる頃から、辛抱強く、繰り返し伝え、親が見本を見せることで、少しずつ成長していきます。
この繰り返し伝えるという行為は、結構しんどく、「言ってもどうせ聞かないし」と投げたくなってしまいます。しかし元々「しつけは気長に繰り返すもの」と認識して臨むことで、肩に力を入れずにできそうな気がしますね!
また本書によると子どもが望ましい行動ができたら、「できたね」とその行為に注目してあげることが大切だそう!
よく「ほめなさい」と言われますが、大切なのは暖かい注目であると著者の高見さんは言います。
暖かい注目とは、暖かい目で相手を大切な存在として関心を持って見ること、見守ることです。子どもはお母さんに見てもらうために必死に努力をします。
よくあるのは、お母さんが困るような行動。たとえ叱られることだとしても子どもは無視されるよりはいいらしく……。
確かに私の娘も、私が家事などで目を離したすきに、わざと悪いことをして自分に注目を集めるようにします。
最近では、わざと玄関の靴をぐちゃぐちゃにしたり、勝手に玄関から出ようとすることも。
このような場合、私は頭から子どもを叱って「玄関の靴ぐちゃぐちゃにしない!」「道路に勝手に出ない!」など言っていましたが、子どもは単に私の注目を集めようとしていただけなのかもしれません。うう、反省。
本書によると、言葉だけが「しつけ」の方法ではなく、常日頃から子どもに暖かい注目をすることで、子どもが望ましい行動をしてくれるようになるそうです。
1日5分でも10分でも子どもに暖かい注目をできる範囲でやってみる。子どもへの小さな注目の積み重ねがしつけの大きな土台になるそうです!