本当に響く子どもの叱り方


日々子どもと暮らしているとついつい怒鳴ってしまうことがあります。

 

昨晩は食事中に突然テーブルにあったふりかけをリビングにさっと持っていったチビ娘。

 

私が「ちょっと!!」と叫んだのも束の間、次の瞬間にはソファや床にふりかけがぶちまけられました。

 

「ぎゃ~もうなにしてんの?食べ物でしょ?!誰が掃除するの?」

 

「あのね、ふりかけは美味しいからお人形さんたちもたべたいと思って」と、わけのわからない、言いわけをするチビ娘。

 

私は「はああ???」と言いつつ、娘の腕をつかみ、手にしていたふりかけを取り上げました。

 

この時、私の顔は般若のように怖かったと思います。毎日こんなことが起こるのですが、この疲労感といったら……。

 

時に娘は大人では想像つかない、不可解な行動をします。

 

こういう場面では当然叱りますが、結局また同じことの繰り返し。

 

叱るのもエネルギーが要ります。なるべく疲れず、効果的に叱れる方法はないかなあと常に思います。

 

〝本当に響く叱り方”をわかりやすく解説してくれる「男の子の本当に響く叱り方ほめ方」(小崎恭弘 著)」という本をご紹介します。

 

 

NHK Eテレ「すくすく子育て」でも活躍し、男性保育士として12年間子どもたちと向き合ってきた著者の小崎恭弘さん。経験談から指摘する叱り方ほめ方のコツは、とても参考になりました。

「叱りモード顔」を意識的につくる

 

「叱りモード顔」とは笑顔の反対です。笑顔とは口角が上がり、目じりが下がります。その反対は「口角が下がり、目じりが上がる顔」。

 

本書によると、叱られるときに子どもが見ているのは親の表情。親がどんな顔をしているかを第一に確認するそうです。

 

この時親の表情に緩みやスキがあると、子どもはそこを見逃さずにますますふざけたり、笑い出したりするそうです。

 

叱るという場面において、意識的に「叱りモード顔」を作ることで、子どもは「叱られていることを意識」し、良い方向に育っていくそうです。

 

テンションを上げて、声を荒げたりするのはとても疲れます。本書によると危険やトラブルにつながる行為以外は「究極は見ないこと」も大切だそう。

 

ちょっとしたコツで叱ることのストレスが軽減できれば、育児はもっと楽になりますね。本書は「男の子」の育児が中心ですが、本当に響く叱り方ほめ方のコツがたくさん書かれています。

 

また男の子を育児しているママやパパにとっては、「こういうことあるある!」という、うなずける場面がたくさんあるかと思います。ぜひご一読を!

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男の子の本当に響く叱り方ほめ方(小崎恭弘 著)

 

単行本はこちらhttp://www.subarusya.jp/book/b182682.html

電子書籍版はこちらhttp://www.subarusya.jp/book/b186125.html

 

すばる舎HPhttp://www.subarusya.jp/

 

 

 


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