40代の子育ては「体力勝負」。体の不調を治す「副交感神経エクササイズ」ってなに?
30代後半から、体力が落ちて、風邪を引きやすくなったり、少し動いただけで疲れる……など、身体の悩みがいろいろと出てくるころ。
私の場合は、35歳で第一子を出産し、現在40歳。
仕事をしながら慣れない育児に追われて、自分の身体にあまり気をかけている時間がありません。
しかし、確実に衰えていく身体とだましだましつき合っていくのも心配……。
そんな衰えていく自分と反比例して、日に日に大きくたくましくなっていく子ども。
20キロ近い子どもに「抱っこお~!!」とせがまれたりすると、もはや修行かと思ってしまうくらい、辛いです。
そう、子育ては「体力」が一番です。(というかすべてにおいて体力が一番と思うこの頃)
体力があればもっと遊んであげられるし、手の込んだ料理だって作ってあげられる(はず)!
今回は、私のように最近「体力が落ちてきたな」と感じているアラフォーママにオススメの本をご紹介します。
著者の常喜 眞理(じょうき まり)さんは、常喜医院院長で、大手企業の産業医として活躍。多くのテレビの健康番組で専門家としてスポット出演もされています。
40代からの女性が、自分の身体に起こる変化をしっかり受け止め、慌てず備えるコツがたっぷり書かれています。
そう、「あばれるカラダ」と上手く付き合って、輝く50代、60代を迎えましょう! という内容です。
さて、その身体の変化とはどんなものでしょうか。
40代になると女性の身体は更年期を向かえ、女性ホルモンの減少が始まります。
しかし、問題はホルモン量の低下というより「変化」が脳の視床下部にストレスを与え、動悸、肩こり、頭痛、ほてりなど「更年期」というつらい症状が出ることだそうです。
なるほどー。
では、どうやってこの「変化」に対応したら良いのでしょうか。 ひとつご紹介します。
「更年期障害」とは、いわゆる自律神経失調症で、体のバランスを司る自律神経がおかしくなることだそう。
ふむふむ。なんとなく聞いたことがあるぞ。
2種類の自律神経(戦闘モードの「交感神経」とリラックスモードの「副交感神経」)のバランスが崩れている状態だと、体に不調が起こるとか。
特に更年期障害はこの自律神経が「交感神経」に傾いてしまっている状態だそうです。ってことはずっと「戦闘モード」ってこと……。それは疲れるはずです。
本書では、自分の身体の内部に意識を向けて、副交感神経を刺激し、「あばれている」交感神経を抑えるエクササイズの方法が掲載されています。
ちょっと見てみましょう。
1.目をつぶり、体を大の字にして仰向けに横たわる
2.ゆっくり深呼吸を繰り返し、できるだけ呼吸することだけに集中する
3.落ち着いてきたら、深呼吸しながら右手の指先に意識を集中する
4.右手に温かさを感じたら、意識を左手の指先に向ける
5.同じように右足、左足を意識していく
(※本書P23より抜粋)
実際やってみましたが、深呼吸をして末端に意識を集中すると、確かにふ~っと力が抜けてリラックスできるような気がします!
育児や仕事で気が張っていると、知らず知らずのうちに呼吸が浅くなっていることがあるので、副交感神経を刺激するために「深呼吸」を少し心掛けてみようと思います。
更年期・加齢期は健康リスクがてんこ盛り。本書は、がん予防や甲状腺の異常、不眠、目のトラブルなど、女性が知っておきたい健康情報が満載です。 ママに限らず、すべての女性にぜひぜひ読んで頂きたい一冊です!
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